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ルネサンス音楽の芸術家と作品

こんばんは、ノアです。

 

今回は世界の教養学習40日目、ルネサンス音楽についての記事です。

 

ルネサンス音楽は、15世紀半ばから16世紀末にかけて作られた音楽で、宗教改革カトリックの対抗宗教改革が進行していた時代にあたります。この時期の音楽は、声楽や器楽のパートが華やかに組み合わさり、各パートが均等に重要視される特徴があります。

ルネサンス期の芸術家や作家、音楽家は、中世のキリスト教中心の暗い世界から人々を救う存在であると自負していました。彼らは古代ギリシア・ローマの理想、つまり愛や快楽、知性、肉体と精神の美に回帰することを重視しました。

特にフランドル地方は、多くの作曲家を輩出しました。例えば、ギヨーム・デュファイ(1400頃~1474)やジル・バンショワ(1400頃~1460)は、初期の多声音楽によるミサ曲や世俗曲を数多く作曲しました。また、バンショワの弟子であるヨハネス・オケヘム(オケゲム)は、カノン唱法を取り入れたモテットを書きました。カノンとは、同じ旋律を時間をずらして歌う手法で、輪唱の一種です。

さらに、ジョスカン・デ・プレ(1440頃~1521)は、ルネサンス時代の最大の作曲家とされ、感動的なミサ曲や洗練された恋愛歌を作曲しました。イタリアの作曲家ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525~1594)は、教会で活躍し、先人たちのミサ曲を基にしてその形式を磨き、ルネサンスからバロック時代への橋渡し役となりました。

このように、ルネサンス音楽は、当時の社会や思想と深く結びついており、音楽の発展に大きな影響を与えました。