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中世ヨーロッパの教会音楽

こんばんは、ノアです。

今回は世界の教養学習26日目、中世/初期教会音楽についてです。

 

譜面に書かれた音楽として現在知られている最古のものは、中世に作られた楽曲です。

単旋聖歌という口で旋律を歌う形式のもので、カトリックのミサで修道士によって用いられました。

このきずなの一部は、音楽を通して作られていました。

ミサで唱える典礼文には、通常式文と固有式文の二種類があります。

通常式文は、ラテン語による六つの祈り

・キリエ・エレイソン〔憐れみの賛歌〕

・グロリア・イン・エクセルシス〔栄光の賛歌〕

クレド〔信仰宣言〕

・サンクトゥス〔感謝の賛歌〕

・アニュス・デイ〔平和の賛歌〕

・イテ・ミサ・エスト〔終わりの唱和〕)

から成り、テキストはいつも同じで、どのミサでも唱えられます。

 

中世音楽の大半は、旋律線が1つしかない単声音楽です。

しかし10世紀ごろになると、多声音楽の一種であるオルガヌム(平行する二本の旋律線から成る楽曲で、二本はふつう4度か5度離れている)を作る者が現れました。

2世紀後にはレオナンとペロタンが、独立していて平行でない旋律線を最大四つ使ったオルガヌムを作曲しました。

13世紀には、モテットと呼ばれる複雑な形式の多声音楽が出現しました。

これは、ラテン語による主旋律に、フランス語かラテン語またはその両方で歌う複数の補助パートを組み合わせたものです。モテットの初期の達人がフランス人作曲家ギヨーム・ド・マショーで、彼は14世紀に史上はじめて通常式文の全ミサ曲を完全に多声音楽のみで作曲しました。