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ハーモニーとは


こんばんは、ノアです。

 

今回は世界の教養学習19日目、ハーモニーについての記事です。

ハーモニーという言葉は度々耳にしますが、皆さんはハーモニーが何かご存知ですか?

 

旋律が音楽の出発点だとすれば、その旋律に色をつけるのがハーモニーです。

2つ以上の異なる高さの音を同時に響かせたものですが仕組みが奥が深く、音楽理論家の中にはその解明に研究者人生の大半を充てる者も多くいます。

 

2つの音の高さの隔たりを「音程」と言い、音程は「度」という単位で表されます。

例えば、ラの音から上のミの音までは5段階の隔たりがあるので5度と呼びます。複数の独立したパートで構成される音楽を多声音楽といって、中世から作曲されるようになり中世の作曲家たちは、響く感じのする4度(ドとファ、レとソなど)や5度を好んで使いました。つまり、旋律の4度か5度下に、旋律と平行して動くパートを付け加えたのです。

 

それがルネサンス期になると、三和音(三つ以上の音を同時または続けて響かせたハーモニーのこと)が基本単位となりそれが何百年も続いて、今もさまざまなジャンルの音楽で使われています。

ハーモニーには、さまざまな役割がある。楽曲を「着飾らせ」たり、音楽に深みを与えたり、旋律の動きを反復・補完したり、旋律を下で支える基礎の役目をすることもあります。

聞いて心地よいハーモニーや、安定していて落ち着いている印象を与えるハーモニーを「協和音」というのに対し、耳障りで聞きなじみがなく、不安定な感じのするハーモニーを「不協和音」といいます。ハーモニーを使った音楽では、ときどき不協和音を入れて不安定感を出さないと退屈なものになってしまうし、協和音の安定感がないと聞いても気持ちがすっきりしません。何が協和音なのかについては、音楽の歩みとともに考えが広がってきました。そもそも協和音は必要なのかという問題も、今では議論になっています。