こんばんは、ノアです。
今回は世界の教養学習18日目、太陽系についての記事です。
誰もがかつて小学校で、太陽系は太陽と九つの惑星と、それぞれの惑星を回る衛星とで構成されると教わったのでは無いでしょうか?
ですが話はそんなに簡単ではありません。
惑星の定義なんてないので、いくつあるかは誰にも分かっていません。
天文学者は、四つの地球型惑星──水星、金星、地球、火星──と、四つの巨大ガス惑星──木星、土星、天王星、海王星──は、確かに惑星だという点で全員の意見が一致していますが、非常に冷たい冥王星が、激しい議論の的になっていました。
2006年、天文学者たちは冥王星を「準惑星」に分類変更しました。
冥王星とは、大きさが月の約三分の二で、太陽の周りを248年かけて一周します。
この氷でできた小さな天体は、八つの惑星とは違う公転面を、ゆがんだ楕円軌道を描きながら移動します。
温度が低く、他の惑星から離れていて、公転軌道がゆがんでいることから、科学者の多くは冥王星を、太陽系の外縁部で氷の小天体がたくさん集まっている領域カイパーベルトに属する彗星だろうと考えています。
近年、カイパーベルトで冥王星のライバルが新たに見つかりました。
凍った岩の塊で、エリスと名付けられました。この天体は変わり者で、太陽からの距離が冥王星よりも三倍遠く、公転周期は560年、軌道面は他の惑星から45度も傾いています。冥王星よりも大きく、多くの科学者たちは、冥王星を惑星と呼ぶのなら、この天体も惑星にしないとおかしいと考えました。