プラトンのイデア論の考察
こんばんは、ノアです。
今回は世界の教養学習27日目、イデアについての記事です。
皆さんはこの世に数ある美しいものをどれだけ思い浮かべられますか?
共通点はあるのだろうか? それらがどれも美しいのはなぜなのだろう?
プラトンによると、美のイデアというものがあり、美しいものはどれも、この美のイデアと何らかの関係があるというのが、このふたつの疑問への答えだということです。プラトンは、これと同様に機能するイデアが、美のイデア以外にもたくさんあると考えていました。
例えば、赤のイデアが存在していて、それがこの世のありとあらゆる赤いものを赤くしており、善のイデアが存在していて、それがこの世のすべての善を善とするとします。
プラトンにとって、イデアはそれを模倣する具体的な事物よりも実在的なものです。
イデアが永遠不変であるのに対し、事物は流転し、生成と消滅を絶えず繰り返しています。イデアは無条件に完全なものであるが、事物は常に条件や制約を受けています。
プラトンは、人間の魂は肉体が存在するはるか以前から天国に存在していて、そこでイデアそのものを直接知っていたと考えていました。真に知るということはイデアを知るということです。
しかし、イデアを感覚的な経験によって知ることはできません。
イデアはそもそも物質界のものではないからです。
なのでイデアを知ることすなわち真の知識を得ることは、かつて天国でイデアについて知りえたことを想起したものにほかなりません。つまり、私たちが学びと思っていることは、かつての知識を思い出しているにすぎません。