こんばんは、ノアです。
今回は世界の教養学習24日目、ミロのヴィーナスについての記事です。
史上最も有名な彫刻のひとつ「ミロのヴィーナス」は、1820年にギリシアのメロス島で地元の農民が発見したことから、そう呼ばれています。
1821年に国王ルイ18世に献上されると、国王はパリのルーヴル美術館に寄贈し、ヴィーナス像は今も同館で見ることができます。
像は高さが約2mで、ギリシアのパロス島産の大理石で作られています。
彫られているのはギリシア神話の愛と美の女神アフロディーテで、ローマ神話ではヴィーナスと呼ばれていた女神です。
その近くからはリンゴを持った腕の彫刻も見つかりました。
研究者の多くは、この腕はもともと胴体についていたものだと考えています。
神話では、トロイのパリスがヴィーナスをこの世で最も美しい女神と認め、黄金のリンゴを与えたとされているからです。
この彫像を作った彫刻家と制作年代については盛んに議論され、台座から作者はメアンデル川沿いのアンティオキア出身のアレクサンドロスだと特定されましたが、今も制作者不詳の作品として展示されています。