こんばんは。ノアです。
今回は世界の教養学習2日目「ユリシーズ」についての記事です。
ユリシーズとは
ユリシーズはジェイムズ・ジョイスが書いた小説です。
内容
ホメロスの『オデュッセイア』をアイルランドの都市ダブリンでのある一日──1904年6月16日──の出来事として作り変えたものです。
著書ではホメロス版の主人公オデュッセウスは、レオポルド・ブルームというお世辞にも英雄とは言えない、妻に浮気された中年の広告セールスマンに置き換えられています。
この男が使い走りをしたり仕事の約束を取りつけたりしながら長い一日を送り、ようやく家に帰ります。
特徴
・登場人物を丹念に描写している
・他の文学作品や芸術作品にそれとなく触れた箇所が多い
・言葉の斬新な使い方にあふれている
ジョイスは全編を通じて、文学のジャンルや形式を、脚本や広告文から古英語に至るまで変幻自在に操っています。
この小説で最も有名なのは、意識の流れという叙述技法を大々的に使っていることらしいです。
この技法はモダニズム文学の特徴となり、ヴァージニア・ウルフやウィリアム・フォークナーなど多数の作家たちに影響を与えました。
※著書にはほのめかし程度がほとんどだが性的描写があったため、アメリカではわいせつだとして12年近く出版を禁止されました。
※ジョイスが『ユリシーズ』と題した作品を書こうと思い立ったのは、実在するダブリン市民ハンターをモデルとした短編として『ダブリン市民』に収めるつもりだった時です。これは構想だけで筆が進まず頓挫しました。
内容をもっと知りたい方は下記のWikipediaをご覧ください。